新型コロナウイルス関連事項のQ&A(5月4日時点)
令和2年4月11日
※ 状況は日々変わっています。
以下のQ&Aだけではなく,必ずカンボジアを含め渡航する予定の各国政府や各国に所在する日本国大使館が発信する最新情報の入手に努めるとともに,航空会社や旅行会社などからも積極的に情報を得るようにしてください。
以下のQ&Aだけではなく,必ずカンボジアを含め渡航する予定の各国政府や各国に所在する日本国大使館が発信する最新情報の入手に努めるとともに,航空会社や旅行会社などからも積極的に情報を得るようにしてください。
1 カンボジア国内における新型コロナウイルスの状況について
Q1-1 カンボジア国内における感染状況はどのようになっていますか?
カンボジア国内における感染状況は,以下のページをご覧ください。◆ 在カンボジア日本国大使館「新型コロナウイルス関連情報」
Q1-2 今後の見通しを教えてください?
今後感染が拡大するかどうかについては,予断をもってお答えすることができませんが,当地の医療事情などを踏まえ,感染が拡大したことを想定して,あらかじめ計画的に行動を考えておくようにしてください。◆ 外務省「世界医療事情」 『カンボジア』
Q1-3 日本に帰国することが望ましいですか?
新型コロナウイルスに感染した場合には,カンボジア保健省が指定する病院(プノンペンの場合にはクメール・ソビエト友好病院,各州においては州立病院など)に入院することが求められ,在留邦人の皆様が日頃から利用されている日系医療機関における検査,治療,入院はできません。また,周辺国の入国規制やフライトキャンセルなどにより,帰国のための手段が大幅に減少しています。
これらのことを踏まえ,観光や出張などで一時的にカンボジアに滞在中の方,健康に不安をお持ちの方など,帰国をご予定・ご検討されている方におかれましては,チケットの直ちの手配と出国をお願いします。
Q1-4 非常事態宣言について教えてください?
カンボジア政府は,新型コロナウイルスの国内感染拡大を防ぐための措置として,国家非常事態宣言の発動を可能とする法律が成立しました。仮に同宣言が発動された場合,外出や店舗の営業が制限されるという状況になる可能性も排除できません。不測の事態に備え,あらかじめ日常生活において必要な食料・水・現金などの備えをしておくことも大切です。
また,人の移動の制限などが行われることがあり得ますので,ご注意ください。特に地方の州にご滞在の方で,既に日本への帰国チケットをお持ちの方は,足止めされてしまう危険に備え,出来るだけ早くプノンペンへ移動されることをお勧めいたします。
2 日本への帰国の方法について
Q2-1 日本への帰国を予定していますが,どのようなルートで帰国することができますか。
プノンペンから成田空港へ全日空が直行便を運航していますが,3月29日から5月31日まで運休する旨発表されています。6月以降の運航等についての詳細につきましてご質問がある場合には,全日空にお問い合わせの上,ご確認ください(ANA予約センター:023-963-617 / 023-963-618)。全日空の直行便以外で日本に帰国できるのは,実質的に韓国経由のみとなります。ただし,今後さらなる減便や運休の可能性もありますので,ご留意ください。
周辺国を経由して帰国する場合には,以下のQ2-2, Q2-3をご参照ください。
Q2-2 トランジットが必要なルートで帰国することはできますか?
トランジットを含むルートで帰国することは可能です。この場合においても,日本到着後に検疫所長が指定する場所(自宅など)で2週間の待機および空港などから移動を含め,公共交通機関(国内線のフライトを含む)を使用しないことが要請されます。また,感染症危険情報がレベル3に引き上げられた国に入国した場合には,日本入国時にPCRの検査の対象となります。
また,レベル3に引き上げられた国や地域は入国拒否対象国とされ,外国人がそれらの地域から(トランジットした場合を含む)日本に入国できなくなりましたので,外国籍配偶者・子女と共に日本へ帰国する際にはご注意ください。
◆ 法務省
入国拒否対象国(新型コロナウイルス感染症に関する取組及び渡航自粛の要請について)
◆ 厚生労働省
これから海外から日本へ来られる方へ、これから海外へ行かれる方へ
水際対策の抜本的強化に関するQ&A
今回の水際対策強化の全体像(イメージ)
また,多くの周辺国が入国やトランジットについての規制措置を導入しており,また,突然のフライトキャンセルなど,日々フライト運行状況に多くの変更が生じています。経由便を利用するルートの航空券を購入する場合には,経由地に所在する日本国大使館のホームページや各国政府の発表などから最新情報の入手に努めてください。また航空券を購入する際には航空会社や旅行会社にご希望のルートでの帰国が問題ないかを必ず確認するようにしてください。
◆ カンボジア周辺国の日本国大使館・総領事館ホームページ【当館HP】
Q2-3 韓国を経由して帰国することはできますか?
可能ですが,日本到着後に検疫所長が指定する場所(自宅など)で2週間の待機および空港などから移動を含め,公共交通機関(国内線のフライトを含む)を使用しないことが要請されます。また,韓国に入国した場合には,日本入国時にPCRの検査の対象となります。プノンペンからソウル,ソウルから成田空港へは,大韓航空とアシアナ航空が就航しています。
※ 以下1~3のような場合には,韓国に入国する必要が生じるため,事前の韓国ビザの取得が求められますが,現在韓国政府はビザの申請に際して新型コロナ陰性証明書の提出を求めるなど,ビザの審査を強化しています。また,韓国への入国者は検疫対象となります。
1. ソウルで再度チェックインが必要になる場合(例:プノンペン~韓国間,韓国~日本間でそれぞれ異なる航空会社を予約するなどして,プノンペンで成田までのボーディングパスが発行されない場合)
2. 空港間移動が必要な場合(注:プノンペンからソウル「仁川」空港に到着後,ソウル「金浦」空港から出発する成田便を利用する場合には韓国への入国が必要です。また同じ空港内であっても,異なるターミナルを用いる際など,特にLCCを利用される場合に,入国が必要となることも一般論としてあり得ますので,ご注意ください)
3. トランジットの際に荷物のピックアップが必要になる場合(例:異なる航空会社を利用する場合や事前に航空会社が定める場合)
上記を踏まえ,帰国する際にはできるだけ同一の航空会社を利用するようにし,韓国への入国が必要となる可能性があるフライトは避けるようお願いします。ビザの要否を含め,詳細は航空会社及び在カンボジア韓国大使館にお問い合わせください。◆ 在カンボジア中国大使館ホームページ
◆ 在カンボジア韓国大使館ホームページ
◆ 厚生労働省『これから海外から日本へ来られる方へ、これから海外へ行かれる方へ』
3 カンボジアへの入国・トランジット
Q3-1 カンボジアへ入国する際に,規制などはありますか。
全ての外国人を対象とした入国制限が導入されています。以下のページをご覧ください。◆ 全ての外国人を対象とした入国制限 【当館HP】
周辺国の入国規制などの影響で,カンボジアを発着する便も大幅に減少しており,カンボジアから日本へ帰国するフライトがキャンセルとなり,帰国できない事例も発生していますので,カンボジアへの渡航は止めてください。
◆ 外務省感染症危険情報 「カンボジア」
◆ 外務省危険情報 「カンボジア」
Q3-2 カンボジアを経由するルートでの帰国を予定しています。カンボジアではトランジットの際に,規制などはありますか。
4月3日現在,カンボジアに入国しない形のトランジットであれば,規制を受けることなくトランジット可能です。ただし,今後新たな規制が導入される可能性もありますので,カンボジア政府の最新の発表を入手するようにしてください。なお,周辺国の入国規制などの影響で,カンボジアを発着する便も大幅に減少しており,カンボジアから出発するフライトがキャンセルとなり,帰国できない可能性もありますので,カンボジア政府及び航空会社の最新情報の入手に努めるようにしてください。
4 新型コロナウイルスの感染検査について
Q4-1 新型コロナウイルスの感染検査はどこで受けられますか?
感染を確認するためのPCR検査自体を行うのは,プノンペンにあるパストゥール研究所ですが,感染検査のための検体採取のためにはカンボジア保健省が指定する病院を受診する必要があります。プノンペンの場合はクメール・ソビエト病院,プノンペン以外の場合は各州の州立病院などになります。不明点があれば,各医療機関またはカンボジア保健省ホットライン(TEL:115 英語対応可能。音声案内はクメールのみですが,案内終了後に「3」をプッシュすればつながります)にお問い合わせください。
Q4-2 感染検査は希望すればだれでも受けることができますか?
感染検査を希望した場合であっても,カンボジア保健省が定める条件に合致していない場合には検査を受けることはできません。Q4-3 感染検査の結果が陰性の場合,陰性証明書の発行は依頼できますか?
陰性証明書の発行については,それぞれの医療機関が判断しますので,医療機関にお問い合わせください。Q4-4 感染検査は有料ですか?
パストゥール研究所で行うPCR検査は無料ですが,医療機関によっては診察料などの検体採取に付随する料金が発生する場合があるようですので医療機関にお問い合わせください。Q4-5 感染検査の結果,陽性となった場合はどうすればいいですか?
カンボジア保健省の指示に従うようにしてください。Q4-6 感染した場合に,日系の病院に入院できますか?
新型コロナウイルスに感染した場合には,カンボジア保健省が指定する病院(プノンペンの場合にはクメール・ソビエト友好病院,各州においては州立病院など)に入院することが求められ,在留邦人の皆様が日頃から利用されている日系医療機関における治療,入院はできません。Q4-7 入院費用は有料ですか?
カンボジア保健省から入院費用は無料との発表がありましたが,私立病院に入院した場合には,治療費などの支払いが生じる可能性もありまので,医療機関にお問い合わせください。海外に渡航する際には,必ず海外旅行傷害保険に加入するようにしてください。