カンボジアに対する感染症危険情報のレベル引き上げ

2021/5/19
在留邦人の皆様
短期滞在中の皆様
カンボジアへの渡航を予定されている皆様

本5月18日、外務省は、カンボジアについて、感染症危険情報をレベル3(渡航中止勧告:渡航は止めてください)へ引き上げました。

カンボジアにおいては、2月20日コミュニティー感染事案の発生後、これまでに2万人を超える新型コロナウイルスの市中感染者が確認されています。
特に、感染が急速に拡大した4月上旬以降、州間移動の禁止や複数都市におけるロックダウン等、皆様が生活するうえで大きな困難を伴う多くの行動制限措置が導入されました。
カンボジア国内の医療体制もひっ迫し、4月末には、結婚式場等を急遽改装した隔離施設の収容者は3,000人を超え、また収容先が見つからない陽性者も1,600人を超える状況が生じました。

5月上旬以降、カンボジア全体の新規感染者数は減少傾向ですが、地方における感染の拡大は続いています。また、厳格なロックダウンが終了したプノンペンにおいては、人々の移動が増加し、人が多く集まる工場やオフィスも再開されています。
今後も、皆様が、新型コロナウイルスに感染するリスクは、一定期間継続するものと考えます。

カンボジア国内で感染した場合、プライバシーがまったく無い隔離施設に長期間収容されたり、クーラーや網戸が備え付けられていない病院に収容されることが多く、いずれの場所であっても、日本人にとっては厳しい環境に置かれることとなります。また、多くの施設で日本語はおろか英語による意思疎通は困難です。
5月4日に、カンボジア保健省は、民間病院もCOVID-19陽性確認者の受入れを可能とする旨発表しましたが、これら病院は、依然として受入れを準備中なのであり、実際には、まだ入院することはできません。
また、新型コロナウイルスに感染し、当初搬送された治療施設から別の治療施設への転院を希望した場合、その都度大使館からカンボジア保健省に対して依頼を行い、保健省の了承を取り付ける必要があります。その手続きには多くの時間を要し、また、それらの依頼が必ず受け入れられる保証はありません。

カンボジアにおける新型コロナウイルス感染症拡大のペースは落ち着きつつありますが、今後の感染状況については、予断を許しません。
感染が再拡大した場合、ロックダウン等の措置により移動や行動が制限されるのみならず、医療体制がひっ迫し、入院先が見つからない場合や必要な治療を受けることができない可能性も排除できません。

つきましては、在留邦人の方は、引き続き最大限の感染予防に努めてください。
短期滞在中の方には、帰国をお奨めします。
また、今後カンボジアへの短期渡航を検討されている方は、渡航は止めてください。


なお、日本への帰国に際して、レベル3への引き上げによって追加的に必要となる準備等はありません。
【参考】当館WEBページ「日本入国時の防疫措置の強化」