万一に備えての海外旅行保険加入について

2021/10/14
 当館や外務省では,かねてより,海外渡航される方に対し万一の事態に備えて海外旅行保険に加入することを推奨しています。【ご参考】海外安全ホームページ「海外旅行保険加入のおすすめ」
 
 海外旅行保険は,疾病時の治療費のほかにも事故や盗難の被害にも対応しており,救援で日本などから駆けつけるご家族の渡航や通訳費用,ケガを負わせた相手の治療費等も補償されるものが多く,加入していると万一の際に大変大きなたすけとなり,メリットがあります。
 
 医療水準の低い国で設備の整った医療機関で治療する場合,高額な費用が請求されることが少なくなく,保険に未加入で支払い能力が確認できない場合は,入院や治療を断られることもあります。また,日本や近隣国への緊急移送が必要となる場合には,数千万円に及ぶ高額な費用が発生する場合もあります(例えば,入院時に数万ドルのデポジットを求められることもあるようです。)。
 
 カンボジアの医療水準は高くないため,日本人が期待するような設備の整った施設は限定される他,そこでの治療や入院が必要となる場合,多額の費用が必要となります。実際に新型コロナウイルス感染症に感染したものの保険に加入していなかったために,設備の整った医療機関に入院できず,厳しい環境で療養せざるを得なかった邦人の方の事例が散見されます。
 
 つきましては,既にカンボジアに滞在中またはこれから滞在される予定の方で,海外旅行保険に未加入の方は,可能な限り速やかに海外旅行保険に加入していただき,ご家族等に補償等の内容を伝えておくことを強くお勧めします。なお,クレジットカードには海外旅行保険特約の付いたものもありますが,補償の限度額やサービスの範囲が十分でない場合も少なくありませんので,保険内容をしっかりと確認し,可能な限り充実した保険に加入することをお勧めします。
 
 なお,現在,カンボジア渡航に際して加入が義務づけられているCOVID健康保険は,契約期間が最大3ヶ月までしかない上,コロナの治療以外の支払いができないものであり,決して十分な内容ではありませんので,当館としては別途対象範囲の広い海外旅行保険への加入を強くお勧めいたします。