雨季に入りました。デング熱に注意してください
令和元年6月14日
デング熱は,蚊に刺されてうつる病気で,発熱や筋肉痛・頭痛などの症状があります。多くの場合は対症療法で治りますが,一部の人々,特に以前にデング熱に感染したことのある人はより重症化して,死に至ることもあります。
カンボジアを含む東南アジアでは都市部・農村部ともに,毎年流行がみられます。通常,5~10月の雨季には蚊の発生が増加し,それに伴いデング熱患者の数も増える傾向にあります。
プノンペン・シェムリアップにおいても,日本人のデング熱感染が確認されています。
今季も流行が続いていますので,在留邦人,旅行者などの皆様におかれましては,以下にご留意いただきデング熱に注意してください。
- デング熱の唯一の予防法は,蚊に刺されないことです。屋外では虫除け剤を塗ったり,長ズボンをはくなど肌の露出を少なくしてください。屋内では網戸や殺虫剤で蚊を駆除してください。
- お勧めできる予防接種はありません。
- カンボジア滞在中または滞在後1ヶ月以内に高熱が出たときは,医師の診察を受けてください。