乾季になってもデング熱の流行が続いています
平成31年2月18日
デング熱は,蚊に刺されてうつる病気で,発熱や発疹・関節痛などの症状があります。多くの場合は対症療法で治りますが,一部の人々,特に以前にデング熱に感染したことのある人はより重症化して,死に至ることがあります。
カンボジアを含む東南アジアでは都市部・農村部ともに,毎年流行がみられます。通常,流行のピークは5~10月の雨季で,蚊が減少する乾季になると患者数も減少します。
しかしながら,カンボジア保健省によれば,今季については,デング熱患者は例年の乾季よりも多数発生していますので,在留邦人および旅行者の皆様におかれましては,以下の要領で,デング熱に注意してください。
- デング熱の予防は,蚊に刺されないことです。屋外では虫除け剤を塗ったり,肌の露出を少なくしてください。
- 屋内では網戸や殺虫剤で蚊を駆除してください。お勧めできる予防接種はありません。
- カンボジア滞在中または滞在後1ヶ月以内に高熱が出たときは,医師の診察を受けてください。