駐カンボジア日本国特命全権大使ご挨拶
令和5年1月7日
在カンボジア日本国大使館ホームページをご覧の皆様
このたび駐カンボジア日本国大使として着任いたしました植野 篤志(うえの あつし)です。
長い歴史と豊かな文化を持ち、日本との関係も極めて良好なカンボジアで大使を務められることを、大変嬉しく、光栄に思います。
日本とカンボジアは、1953年に外交関係を樹立し、今年2023年には70周年を迎えます。両国は、カンボジア和平プロセス、その後の復興プロセスにおける協力を通じて、強固な信頼関係を築いてきました。2013年の60周年の機会には、両国関係を「戦略的パートナーシップ」へと格上げし、この10年間、様々な分野での交流を深めてきました。2022年には、岸田総理とフン・セン首相との間で4度の首脳会談が実施されるなど、関係が一層緊密化し、2023年に両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」へとさらに格上げすることに合意しました。
私は大使として、官民問わず多くのカンボジアの方々と交流し、この国の社会や文化をより深く理解することに力を入れたいと思います。そのような交流を通じて、様々な分野で日カンボジア関係をさらに発展させるために全力を尽くします。また、日本が長年にわたり支援してきたカンボジアの経済社会発展のための経済協力や、貿易投資関係の発展にも尽力したいと考えています。
カンボジアが属するメコン地域、ASEANは、インド太平洋地域の中心に位置し、世界の「開かれた成長センター」となる潜在力を有しており、自由で開かれたインド太平洋(FOIP:Free and Open Indo-Pacific)の実現にとって極めて重要です。そしてカンボジアは、地理的にこれらの中心とも言える場所に位置しています。2022年には、ASEAN議長国を成功裡に務め、国際社会において重要な役割を果たしました。カンボジアの長きに亘る親しい友人であり、かつ包括的戦略的パートナーである日本として、引き続き、地域及び国際社会の様々な課題にカンボジアと連携して取り組んでいきたいと思います。
カンボジアには、約3,400名の日本人の方々が在留しておられます(2022年10月現在の在留邦人数調査)。また、カンボジアに進出する日本企業も近年ますます増加しています。在留邦人の皆様の安全の確保と当地での生活の様々なお手伝い、そして日本企業のカンボジアにおける活動の支援も大使としての極めて重要な任務であり、これらにも全力で取り組みたいと考えております。
着任にあたり一言御挨拶申し上げるとともに、皆様のご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
このたび駐カンボジア日本国大使として着任いたしました植野 篤志(うえの あつし)です。
長い歴史と豊かな文化を持ち、日本との関係も極めて良好なカンボジアで大使を務められることを、大変嬉しく、光栄に思います。
日本とカンボジアは、1953年に外交関係を樹立し、今年2023年には70周年を迎えます。両国は、カンボジア和平プロセス、その後の復興プロセスにおける協力を通じて、強固な信頼関係を築いてきました。2013年の60周年の機会には、両国関係を「戦略的パートナーシップ」へと格上げし、この10年間、様々な分野での交流を深めてきました。2022年には、岸田総理とフン・セン首相との間で4度の首脳会談が実施されるなど、関係が一層緊密化し、2023年に両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」へとさらに格上げすることに合意しました。
私は大使として、官民問わず多くのカンボジアの方々と交流し、この国の社会や文化をより深く理解することに力を入れたいと思います。そのような交流を通じて、様々な分野で日カンボジア関係をさらに発展させるために全力を尽くします。また、日本が長年にわたり支援してきたカンボジアの経済社会発展のための経済協力や、貿易投資関係の発展にも尽力したいと考えています。
カンボジアが属するメコン地域、ASEANは、インド太平洋地域の中心に位置し、世界の「開かれた成長センター」となる潜在力を有しており、自由で開かれたインド太平洋(FOIP:Free and Open Indo-Pacific)の実現にとって極めて重要です。そしてカンボジアは、地理的にこれらの中心とも言える場所に位置しています。2022年には、ASEAN議長国を成功裡に務め、国際社会において重要な役割を果たしました。カンボジアの長きに亘る親しい友人であり、かつ包括的戦略的パートナーである日本として、引き続き、地域及び国際社会の様々な課題にカンボジアと連携して取り組んでいきたいと思います。
カンボジアには、約3,400名の日本人の方々が在留しておられます(2022年10月現在の在留邦人数調査)。また、カンボジアに進出する日本企業も近年ますます増加しています。在留邦人の皆様の安全の確保と当地での生活の様々なお手伝い、そして日本企業のカンボジアにおける活動の支援も大使としての極めて重要な任務であり、これらにも全力で取り組みたいと考えております。
着任にあたり一言御挨拶申し上げるとともに、皆様のご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
2023年1月
植野 篤志
植野 篤志